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10月のおすすめライブ情報★10/12 Martin Jacobsen quartet

更新日:9月25日

10月12日(木)

Martin Jacobsen(ts) Hiroshi Murayama(p) Yuhei Honkawa(b) Mark Taylor(ds)

実力派テナー奏者、マーティン・ヤコブセンカルテット


デンマーク生まれ、パリ在住のテナー奏者、マーティン・ヤコブセン。世界中を飛び回って活動を続けている、ストレートな演奏が持ち味の実力派テナー奏者。


パリ在住の日本人ピアニスト村山浩、

イギリス出身でルー・タバキン、秋吉敏子のドラマーとしても知られるドラマー、マーク・テーラー、

日本からは国内外を問わず活躍のベーシスト本川悠平を迎えてのカルテット。


レスター・ヤングの流れを汲んだ白人系柔和肌テナーの正統らしい、スコット・ハミルトン辺りにも通じる心地よい波乗り感覚。

その一方、ジョニー・グリフィンやコルトレーン辺りに接近したハード・ドライヴ感満点で適度に入り組んだダイナミック・アクション咆哮、をもう一つの柱としているマーティン・ヤコブセンのテナー。

しかし全体としては、ゆとりのある「爽やか」なイメージ、まさしく「大船に乗った気分」の優しく紳士的テンダネス溢れる洒脱キャラが軽々確立されている。


過ごしやすい秋の夜長、パリ、日本の国際的カルテットによる熟練の演奏にゆったりと浸ってみませんか?🍷

 

10月12日(木)


OPEN 19:00~ / START 19:30~

【ALL SHOW】飲食別途/料金:前売¥7,000 当日¥7,500

ミュージックチャージチケット利用可、NIGHTSUPPORT MEMBER特典割引・学割(スペシャルライブ)適応


Martin Jacobsen(ts) Hiroshi Murayama(p) Yuhei Honkawa(b) Mark Taylor(ds)



 

♪作品視聴

アルバム『Straight Off』より「How Little We Know 」

マーティン・ヤコブセンのワンホーン作品。

本作は2014年にパリのジャズクラブ「Eaubonne Jazz」に残したライブ録音。

今回共演の、ピアニスト村山浩、ドラマーマーク・テーラーも参加したカルテット演奏。



アルバム『Live in Tokyo』より「Are We Alone?

マーティン・ヤコブセンが2011年の日本ツアーの際に出演したNHKーFMの公開番組「セッション」での演奏をCD化したもの。

ピアニスト村山浩、ドラマーマーク・テーラーも参加。


 

マーティン・ヤコブセン

サックス奏者/教育者/著者



デンマーク⽣まれのマーティン・ヤコブセンは1995 年からフランスのパリを拠点に活動しており、2016 年から韓国とイタリアを拠点とし、往復する⽣活をしていたが、多忙なサックス奏者であるマーティン・ヤコブセンはヨーロッパや様々な国に移動し続け、25 か国以上で演奏をしている。


デンマークのコペンハーゲン⽣まれ、彼は19 歳という⽐較的遅くにテナーサ

ックスを始めた。約1 年間ジャズを聴いた後、⾳楽表現への強い衝動にかられ、

特に1950 年代のマイルス・デイビスグループ&ジョンコルトレーンの演奏で影

響を受けた。テナーサックス奏者であるトーマス・フランク(Tomas Franck)か

ら数回レッスンを受けたが、ほとんどは独学で学んだ。”⼈から教えてもらうの

が必ずいいとは限らない。というのも、⼈は間違ったことをするからである。間

違った演奏技術を矯正するためは時間がかかる。しかし、そういったことを懸命

に⾏うことによって、⼈は発⾒できるものがある。本当に⼤切なことを⾒つけ出

すことができる。”


1990 年代を通して、コペンハーゲンではたくさんの才能ある若いジャズプレイ

ヤーと演奏を伴にした。そして、ボブ・ミンツァー(Bob Mintzer)と共にBust'n

Bloopers Big Band を聴いていた。1995 年にニューヨークまたはパリを拠点に

した⽅がいいとサックス奏者のボブ・ロックウェル(Bob Rockwell)からアドバイ

スをもらった。彼はパリを選び、それ以来、ダグ・レイニー(Doug Raney)、ボ

ビー・ダーハム(Bobby Durham)、デイヴィッド・サンボーン(David Sanborn)、

ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン(Niels-Henning Ørsted

Pedersen )、マーク・テイラー(Mark Taylor)、椎名豊(Yutaka Shiina)などと

演奏やレコーディング、ラジオやテレビに出演するようになった。


SteepleChase から発売された彼の最新アルバムの『Live in Tokyo』(2013)は現

代の最も有名なヨーロッパのサックス奏者の1 ⼈として名を馳せた。

マーティン・ヤコブセンは1 年の⼤部分をソウルを拠点として活動しているが、

ヨーロッパや海外を忙しく移動し、⽇本を含めたイタリア、イギリス、ドイツ、

韓国、ベトナム、カンボジア、シンガポール、モンゴル、マケドニア、アルバニ

ア、スコットランド、カナダ、インドネシア、スペイン、アラブ⾸⻑国連邦、モ

ザンビーク、ポルトガル、中国、スイス、ハンガリー、オランダ、ベルギー、レ

バノン、そしてもちろんデンマークなど数えきれないほどの国で演奏をしてい

る。

例えば、Montreux Jazz Festival (スイス・モントルー)、Blue Note (イタリア・

ミラノ)、⾚坂ビーフラット(⽇本・東京)、Duc des Lombards (フランス・パリ)、

NHK ふれあいホール(⽇本・東京)、Barbican Hall (イギリス・ロンドン), New

Morning (フランス・パリ)、Villa Celimontana Jazz Festival (イタリア・ローマ)、

Jazzhus Montmartre (デンマーク・コペンハーゲン)、Seoul Jazz Festival (韓国・

ソウル)、Beijing Ninegates Jazz Festival (中国・北京)、Berliner Festspielhaus (ド

イツ・ベルリン)、Cafe Central (スペイン・マドリード)、Copenhagen Jazz Festival

(デンマーク・コペンハーゲン)、Hot Clube (ポルトガル・リスボン)、Beijing

Maputo Music Festival (モザンビーク・マクート)、Edinburgh Festival Fringe (ス

コットランド・エディンバラ)、UB Jazz Festival (モンゴル・ウランバートル)、

Audi Jazz Festival (カンボジア・プノンペン)、North Sea Jazz Festival(オランダ・

ロッテルダム)他にも多数あるが、このような国際的なステージに出演している。

25 年以上の指導経験を持つマーティン・ヤコブセンはフランス、イタリア、⽇

本、中国、韓国、インドネシア、モンゴル、ベトナム、モザンビークでアドリブ

やサックスの技術のクリニックを開催するために頻繁に招かれた。また、パリと

コペンハーゲンの⾳楽学校では現在も教えている。

彼の"Let's Speak Jazz! A Conversational Approach to Jazz Improvisation for

Saxophonists"はショット・ミュージック(Schott Music)から出版され、現在は

⽇本語版を作成中。

アドリブの技術に焦点を当てた新しいサックスの教本は2020 年にショット・ミ

ュージックから出版される予定。

マーティン・ヤコブセンはSteepleChase のレコーディングアーティストであり、

バンドレンのリード、マウスピースを勧めると同時に⽯森楽器のWoodstone/テ

ナーサックスを使⽤している。

 

マーク・テイラー(ドラマー)


マークは5歳の頃からドラムを叩き始め、独学で演奏法を習得し、16歳からプロとして活躍し始める。

マークの音楽性に重要な影響を及ぼしたアーティストとして、アート・ブレイキー、マックス・ローチ、ケニー・クラーク、ロイ・ヘインズ、ビリー・ヒギンズ、フィリー・ジョージョーンズ、そしてエルビン・ジョーンズがあげられる。

マークの世界的著名なアーティスト達との幅広い演奏家経験の一部を紹介すると、アーネッ

ト・コブ、ジョージ・コールマン、エディー“ロックジョー”ディビス、ジョニー・グリ

フィン、ジョー・ヘンダーソン、クリフォード・ジョーダン、ファラオ・サンダース、ソニー・スティット、チェット・ベイカー、ランディー・ブレッカー、アート・ファーマー、ウッディー・ショー、クラーク・テリー、ケニー・バロン、ケニー・ドリュー、ハンク・ジョーンズ、デューク・ジョーダン、ハーブ・エリス、タル・ファーロー、バーニー・ケッセル、レイ・ブラウン、ニールス・へニング・オーステッド・ペデルセン、モンティー・アレキサンダーらが挙げられる。

上記に挙げたアーティストらとアメリカ、ヨーロッパ、中近東、日本など世界各国をツアーしている。

今日までの参加アルバムは50枚以上に達しており、2001年にはブルーノートからのアルバム“ザ・モーズ・クロニクルズvol.1”がグラミー賞にノミネートされている。


最近の活動では、1999年~2004年までモンティー・アレキサンダートリオ&カルテットとして活躍後、現在は主にルー・タバキントリオの欠かせないメンバーとして1982年より、2004年からは秋吉敏子トリオとしても活躍中である。

マークのサイドマンとしての定評はいうまでもないがリーダーとしてもまた活躍を期待されている。

 

Hiroshi Murayama 村山浩 (ピアニスト)


1970年 東京都出身。慶応義塾大学卒業。

1995年 横浜ジャズプロムナード・コンペティションにて最優秀賞受賞。

プロとして活動開始、多くの実力派ミュージシャンのサイドマンをつとめつつ、

1996年よりルーツ音楽院ピアノ科講師、また2003年より洗足学園音楽大学ジャズ科非常勤講師として後進の指導にも当たる。

2005年 フランス・パリに移住し、パリ及び欧州各地で演奏、現地の多くのミュージシャンと共演し、各地ジャズフェスティヴァル(Enghien les-bains Jazz Festival 2006、 Versailles Jazz Festivals 2006,2007等)、日仏文化交流の舞台にて演奏を行う。

2006年 第一回 KINOTAYO映画祭 、2007年 こいのぼり・世界の子供の日(日本文化センター・Espace HATTORI 主催/在仏日本国大使館後援)、同年 ‘Keita Maruyama’ 08SS パリコレクションでの演奏も絶賛を持って迎えられ、2008年 Jean-michel Couchet (saxophones) との日本ツアーも成功を収める。

トラディッショナルからフリーにいたるあらゆるフォーマットで、常に自己の表現を貫くそのスタイルは、パリにおいても好評である。さらに緻密に構築されつつ、メロディアスなオリジナル曲も高い評価を得ている。

自己のトリオの活動とともに、日仏のミュージシャンの幅広い交流にも精力的に参加している。

 

Yuhei Honkawa 本川悠平(ベーシスト)


ジャズベーシスト。 1981年埼玉県川越市に生まれる。
 中学生の頃より音楽に親しみ、高校時代に吹奏楽部にてコントラバスを始める。
 早稲田大学入学後、同大学オーケストラに所属し、コントラバスを志賀信雄氏に師事。
 大学3年時にそれまで聴いていたジャズに傾倒し、早稲田大学モダンジャズ研究会に入部。
大学卒業後、本格的にライブ活動を開始。 



2007年~2009年、椎名豊トリオのメンバーとして、Erich Kunzel, Jr や 金聖響などの指揮で東京フィルハーモニー交響楽団と「Rhapsody in Blue」を共演、絶賛を博した。

 2008年、「TOKYO JAZZ MUSIC SCHOOL Master Class by Hank Jones」にゲストミュージシャンとして参加し、Hank Jones(p) との共演。 2011年、岸ミツアキトリオのメンバーとして、ロシア・ウラジオストク市で開催された「国際環境会議」レセプションにメインゲストとして招かれ、フィルハーモニック・ホールでのコンサートにも参加。 2012年、岸ミツアキトリオのメンバーとして、カザフスタン共和国の首都アスタナ市「オペラ&バレー・シアター」でコンサートに参加、また国立芸術大学でのレクチャーなどを行う。現地で開催された日本との外交樹立20周年を記念するイベントの一環として招かれた。 2016年、Harry Allen(ts)をゲストに迎えた岸ミツアキのCD「Kishi Mitsuaki Trio and Harry Allen」のレコーディングとコンサートに参加。 2018年、ASABA Trioのメンバーとしてデトロイトジャズフェスティバルに出演。 モントレージャズフェスティバルイン能登、横浜ジャズプロムナード、高槻ジャズストリート、をはじめ多数の国内外のジャズフェスティバルの出演や、韓国・ベトナム・ギリシャでの公演など、活動は国内外を問わず多岐に渡る。 

現在、大坂昌彦バンド、岸ミツアキトリオ、井上祐一トリオ、堀秀彰トリオ、原川誠司クインテットをはじめ、様々なバンドのレギュラーメンバーとして活動中。

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